◇計画停電九日目。街の中が暗い。
2011-03-24


2011年3月23日水曜日 計画停電九日目。

第1グループは、今日は朝一の午前6時20分から午前10時までの予定が前日に中止になり、午後からの二回目の予定がどうなるのかと気にしていたが、結局中止になったようだ。


みずほ銀行のシステムダウンで、月中に自動引き落としの予定だったものが落ちているのかどうかわからず、今日落ちる予定のものがもし落ちなかった場合にどうするのか、各社に電話をかけて聞いてみた。

今日引き落とし予定日のAは、「みんなが知っていることだから、ご安心ください。今月落ちなかった場合は、来月一緒にご請求させていただきます」と言ってくれた。

ガスと携帯が気になったが、ガスは地元のプロパンガスで、みずほのことを知っているのか知らないのかは判らなかったが、「あー、わかりましたー」と軽く言われた。
ついでに今後のガスの供給のことを聞いたら、「そのあたりはご心配いらないです」と逆に心強い返事が返ってきた。

携帯会社のカスタマサービスは、だいたい混んでいても電話はつながって待たされるパターンが多いが、この日は最初からお話中で、携帯からも家電からもつながらなかった。

最後にみずほにかけてみたところ、口座引き落とし先の企業にみずほからアナウンスをしているのかどうかは、本部では判りかねるとの返答。
電話を取引のある支店に回され、最初からまた同じことを質問する。

そこでわかったことは、「もし口座振込みの指定をしたものが落ちずに延滞金などが発生した場合は、みずほが全て責任持ちます」とのこと。
しかし、25日前後は給料の振込み日で、口座に給料が振り込まれなければ口座にお金も用意できないわけで、その後の自動引き落としに関してはどうするのかなど詳しく聞いていたら、話の途中で電話を保留にされ、突然えらい男性にかわった。
そんなに難しいことを聞いていたのだろうか。しかも話の途中でって、すごく失礼じゃないのか?。しかも、また最初から聞きなおさなければならずすごく面倒だった。

えらい人はさすがに、全ての質問の返答に言い訳が混じっていて、肝心の答えが遠まわしにされる。
結局わかったことは、「なんかあったらみずほが責任持つよ」ってことだけだったが、それがどこまでの範囲なのかは煙にまかれてしまった。


ずっと家にいてくさくさするので、夕食は外に行きたいと旦那に懇願する。
歩いていける距離のお店で、野菜をたくさん食べたいので、リンガーハットに行く。外食で野菜をがっつり食べるなら、リンガーハットだ。
外は雨が降り始めていて小雨になっている。春分も過ぎたというのに、とても寒い。

通りに出ると、いつもよりも薄暗い。
外灯が2つおきに1つしかついておらず、コンビニもマクドナルドも外看板の電気を消している。
リンガーハットも、遠くから見たら営業していないみたいだ。
道には車がまばらでまるで深夜のよう。

道を歩いていて、もしかしたら今までも普段からこのくらいでも十分だったのではないだろうかと、ちょっと思う。
今まで電気を使うために自然エネルギーに頼ろうとしていたのが地震前で、今は電気をいかに使わないかが東日本のテーマになっている。こういう取り組みは、復興後も全国に定着するといいのにと思う(阪神淡路のときにも、そう思った記憶があるような気がするが)。
ただ、通りが暗いと犯罪も多くなるという懸念もある。
ちゃんぽんをすすっている間にも、消防車とパトカーが巡回しているのが見えた。

帰りは雨がちょっとみぞれに変わっていた。
被災地も明日は冷えるらしい。
放射能が各地に影響をあたえているのも心配だが、原発の作業がすすむことが解決の第一歩だ。
現場の事故なく、進展があるといいと祈るばかり。


海江田万里経済産業相は、今日の会見で、今後東京23区も計画停電の区域に入れる方針を明らかにしたらしい。


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[日常]

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