◇ソチオリンピック フィギュアスケートを見て思ったどうでもいいこと
2014-02-24


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ソチオリンピック 女子フィギュアフリー 浅田真央
出自:公益財団法人日本オリンピック委員会
http://www.joc.or.jp/photo/photo_gallary_detail.html?gal_id=56&seq=7



バンクーバーのときは男子について書いたが、今年は女子の方がどうでもいいことをたくさん感じた。
今年の五輪フィギュアは、世代交代の会。これまで活躍し、注目されてきた多くの選手が引退を表明し集大成を競うほか、若い選手の実力を試す場ともなっていたように感じる。
とりわけ女子はそれが顕著で、ロシアの15歳ユリア・リプニツカヤに注目が集まった。
団体戦では失敗したもののチームの金メダルに貢献し、白い肌が美しいロシア美人、それに加えての加熱しすぎるメディアの取材を牽制するビッグマウスぶりにメディアの過熱は更にに高まった。
しかし、個人戦で実際にメダルを獲得したのは、トルコ風な顔立ちが印象的なリプニツカヤより二歳年上のアデリナ・ソトニコワだった。

ソトニコワがショートプログラムで二位になり、ロシアの期待が一気に彼女に移動したとき、なんとなくトリノオリンピックの荒川静香と安藤美姫を思い出した。
2006年のトリノオリンピックで、メダルの期待は当時18歳だった安藤美姫にメディアの注目が集まったが、実際に日本初のフィギュアスケート金メダルに輝いたのは荒川静香だった。
この時荒川は、当初まったくメディアがノーチェック状態だったことが寂しくなかったかとの質問に、「メディアの注目が若いかわいこちゃんに集まればいいと思っていました。それだけ私は演技に集中できる」と後日テレビで言っていたのを思い出し、メディアの猛攻がいかに選手の重荷になっているのかということを改めて感じたのだった。

テレビを見ていて、メディアのお仕着せストーリーにも辟易した。
浅田真央vsキム・ヨナにとどまらず、ショートプログラムを失敗しつつも、フリーで巻き返した浅田真央に対するお涙頂戴ストーリーは余計なお世話以上のものだった。
そんなことしなくても、浅田真央のフリーの演技は感動的だった。にも関わらず、母親が亡くなったことへの関連付けなどで更に感動を煽ろうとするメディアの不必要な情報は、かえって浅田真央の真摯な演技に対して失礼なものだと感じた。

個人的には、イタリアのカロリーナ・コストナーの演技が感動的だった。
実際は彼女が金メダルだと思ったが、政治的なことなどいろいろあったのかなとそこまで勘ぐらなければならないほど、情報に汚染されてしまっていてなんとなく悲しかった。

それはそうと、今回も競技にはまったく関係ないところで気になったところを書いておこうと思う。

●女子金メダリスト アデリナ・ソトニコワのわきの下
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ソチ冬季五輪、フィギュアスケート女子シングル・フリースケーティング(FS)。
表彰式で歓喜するアデリナ・ソトニコワ
リンク元:[URL]
(出自:Adelina Sotnikova、2014年2月20日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News
記事「ソトニコワが女子シングルで金メダル、ソチ五輪」より


最初に彼女が両腕をあげたとき、わきの下に三本かみそり跡のようなキズが真っ赤に染まっていて、非常に痛々しかった。
次の日に見たら絆創膏を貼っていたので、激しい運動のため出血したのかもしれないなと思った。
エキシビジョンのときは袖のある衣装でちょっとほっとしたのだった。


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