◇トルコ旅行記 〓6月2日 ロクムと魚のケバブ〓
2007-06-22


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トルコのお菓子「ロクム」。
いちご味、メロン味、ぶどう味(?)、レモン味、ナッツ付きミルク味、チョコ味、ピスタチオまぶしなど。ここの店のロクムは粉砂糖とココナッツがまぶしてある。

■ロクムを買う

ブルーモスクから出てきたときは、すでに21時30分を過ぎていた。モスク前の公園にいる猫をひやかしつつ歩いていくと、行く前に入ったカフェでは別なステージが催されており、その前を通り過ぎたところにお土産物屋がある。ふと見ると、店の奥にロクムのケースが置かれている。
ロクムとはトルコのお菓子で、人によっては「
ぎゅうひ」だとか「ういろう」だとか言うが、私は「ゆべし」が一番日本のお菓子に近いのではないかと思う(味によっても質感が異なるが)。粉砂糖をまぶした固めのゼリー状のお菓子で、味はフルーツのものや、ミルク味の生地にナッツを練りこんだもの、チョコレート味のものと色々ある。大きさも色々でケースのある店は量り売りしてくれるが、大抵のお土産物屋ではあらかじめ箱詰めされたものが売られていることが多い。

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おいしいロクム屋店頭。本当はアクセサリーやお土産物がメインのお店。昼は年輩の男性が、夜は新婚で無愛想な若い男性が店番をしている。この二人が親子かどうかは不明。
その店はトルコ石のアクセサリーなどをメインに売る店で、一見すると昔の駄菓子屋にあった縦型のお菓子ケースのようなロクムのショーケースは、店の一番奥の方に目立たなくおいてある。店に入ると店員は非常にうれしそうに対応したが、私が「ロクム」と言うとちょっとがっかりしたような顔をして「500gで15YTL。どれがいいか選べ」と答えた。「ちょっとまけてほしい」と言うと面倒くさそうに「量でおまけする」と言う。この店でロクムだけ買う客など相手にしたくないのか、それともそういう客の方が珍しいのか。
ショーケースの中には色々な色や大きさのロクムがあり、店員は面倒くさそうながらも非常に丁寧にロクムの味の説明をしてくれる。「どれがいいのかわからない」と言うと「取り混ぜてやる」と言ってでかいスコップでざくざくとロクムを袋に入れて計ってみると1kg超えてしまった。「1kgでもいいか?」と聞かれたが、とりあえずちょっと試してみたいだけだったので「そんなにたくさんいらない」と言うと、一番大きくて一番お勧めだと彼が言ったロクムを一番最初に袋から取り出し、700gで15YTLにしてくれた。

フルーツ味のロクムは、昔年寄りの家で出されたオブラートに包まれたゼリー菓子のような感じ。素材ははっきりはわからないが小麦粉を練って作ったような感じで、ミルクやナッツのものは濃厚で非常に甘くて数個でお腹がいっぱいになってしまう。それでもこの素朴な味がやみつきになってしまうのだ。チャイの砂糖を控えめにしてロクムをお茶うけにするのが気に入ってしまう。
この後、エジプトバザールや新市街などでロクムに出会うが、ここの店のロクムはココナッツの粉がまぶしてあって一番おいしかった。


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