◇トルコ旅行記 〓6月2日 ロクムと魚のケバブ〓
2007-06-22


帰路の途中で、この旅の中で一番お世話になった絨毯屋とお土産物屋を兄弟で経営する日本語堪能なオスマンさんに出会うことになる。 彼の店の前で声をかけられ仲良くなり、ひょんなことからお茶に呼ばれたのでそのお礼に買ったロクムをお裾分けした。彼は「ぼくの店でもロクム売ってるけど、量り売りしているものの方が美味しい。このロクムは味がいいね」と言って、ロクムと引き換えに自分の日本製で日本語OSのノートパソコンを貸してくれた。



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この日の遅い夕食。
魚のケバブとつけあわせのフライドポテトとサラダ。フライドポテトはトルコ料理のつけ合わせによく使われていた。サラダは日本でよく見るものと同じだったが、野菜の味が非常の濃厚で何もつけなくても美味しい。フリーのパンはバゲットタイプではなく、ナンのような平べったいパンだった。

■魚の干物のケバブ

オスマンさんのところを出た頃には小腹くらいの空腹が中腹くらいにはなっていたので、せっかくだし食事ではなくお酒でも飲もうということになった。
最初の日にチャイを飲んだレストラン街で、メニューをチェックしながら「魚を食べてみよう」とホテルから近い「OCEANS 7」というレストランに入る。ここは到着した日に、トルコの太鼓をたたいて歌を歌っていたお客がいた店だ。長髪イケメンの黒いシャツの男性に路上の席を案内され、魚のケバブとワインを一本注文する。ワインはトルキッシュ・エアの機内で飲むことができるワインと同じもので、辛口だけどフルーティでさっぱりした口当たりだった。


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この日飲んだワイン。
辛い白ワインは苦手だが、このワインはとても飲みやすかった。
ワインはすぐにきたが、食事がなかなかやってこない。トイレに行きたくなり席を立ち、戻ってみると旦那がごちそうの前で私を待っていた。私がトイレに立ったすぐ後に食事がやってきたようで、その間5分くらいのことだったのだが、路上の席だったせいかパンもケバブも少しさめてしまっていた。
ケバブは白身魚のようだが、鱈の干物を焼いたような感じ。ちょっと冷めているせいか固い。味はほとんどついていないので、テーブル上の塩コショウで好きに味付けするようだ。
海町で育って魚好きの旦那は「うまい」と言っていたが、私はもともと鱈のぱさぱさした感じが好きではなく(この魚が果たして鱈なのかどうかは不明だが)、固い上に細かくなった魚が歯の針金の隙間にもれなくはさまってしまい、歯列矯正中には非常に辛い食べ物だった。

つけあわせにレモンが半個ついていたのだが、このレモンが大変美味だった。日本でもこの手の料理にたいていレモンがついてくるが、私はいつももったいないと思ってしまう。でも、日本のレモンはワックスがついていたり、輸入のものだと危険な薬がついていたりするので、皮ごと食べるのを躊躇してしまう。トルコは野菜の自給率が100%だし、食べる野菜や果物はどれも非常の味がいいので、レモンも大丈夫だろうとかじってみると、すっぱいが刺激のあるいやなすっぱさではなく、甘みがあって非常においしかった。皮もかじったがほろにがくて美味だった。

この日OCEANS 7は非常に空いていてお客は私たちだけだったのだが、私たちの席の近くにお店の店員とその友人が座って談笑をしていた。

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