2007-04-01
現在所有している車のディーラーから、12ヶ月点検の案内が届いた。うちの車も今年で11年になる。乗りつぶすか買い換えるかの選択がこの数年続いているが、未だに結論は出ていない。
今の車はマツダのデミオで、つくばにいる頃購入したが、購入後デミオがフルモデルチェンジしたときにディーラーのエンジニアの人が、「この頃のデミオはエンジンがいいので、長く乗れるいい車だよ」と太鼓判を押してくれたのだ。コンパクトながら荷物がたくさん載せられ、小回りがきいて運転しやすい。後の座席も足元が広く、天井が高いので車内も広く感じられるのが気に入っている。エンブレムも前のマツダの火の玉エンブレムなのもいいと、勝手に思い込んでいる。
今住んでいる町は狭い路地が多いので、でかい車には乗りたくない。高速を利用することも考えると、1500~1800ccクラスの車がこの町では一番乗りやすいと思うのだ。
それでも、輸入車に対するあこがれは大きく、高校生の時に地元のデパートで展示されていたMINIを見て悩殺されて以来、いつかはMINIにと思ってしまう。
ジャガーも実は、あこがれの車のひとつでもある。学生の頃、バイトしていたお店のマスターがジャガーに乗っていて、一度だけ助手席に乗せてもらったことがあった。狭い曲がり角の多い商店街を猛スピードで走り抜けたのだが、このときの何の衝撃も感じずにすべっている感じが未だに忘れられない。セドリックにもレクサスにも一度乗ったことがあるが、この時のジャガーの乗り心地は体感できなかった。高級輸入車とはこんなにも乗り心地が違うものなのだと感動したのだ。
高速を走っていると、100キロも出すとハンドルがぶれてくるうちのデミオは、かっこうのあおられ役となる。後からBMWやジャガー、ベンツなどが走っているのを横目で見て、ああいう車なら例えゆっくり走っていても変にあおられたりしないんだろうなと思ったりする。うちの旦那と次の車はなんにするという話をしたときに、「ジャガーの軽」がいいと言って呆れられた。ジャガーなら、たとえ軽でもあおられたりしないんじゃないかと思ったのだ。
国産車は利便性や燃費のよさなど、やはり日本のお国事情にマッチしていると思う。でも、どこのメーカーの車もみんな似たようなデザインで、あまり大きな差がないのが難点だったりすると思う。
その点外国車、特にヨーロッパの車は今でもそのデザインにこだわりが感じられ、利便性よりも性能とデザインを重視している点は選択肢からはずせない。昔のMINIは、車輪にストッパーをかませていないと坂道に停車できなかったくらい利便性が悪いのに、やはりあのデザインに悩殺されてしまう。
利便性をとるかデザインをとるかの相対した選択肢に悩まされてしまう。
来年車検ということもあり、それじゃあこの1年であちこちの車を試乗してみようという試みをすることにした。手始めに、輸入車大本命のMINIを試乗しにいった。BMWに変わってからのMINIはローバーの頃のキッチュなかわいらしさが減った気がしてあまり気がすすまないのだが、外も中もこだわり抜いたデザインはやはり注目してしまう。お店で出されたコーヒーカップもMINIのオリジナルのもので、あまりのかわいらしさにそのまま持って帰りたかった。
クーパーを試乗させてもらうと、思った以上に重い。ハンドルもブレーキもアクセルも重い。特に軽い坂道では、考えてるいるよりもだいぶ大めにアクセルを踏まないと前に進んでくれないのだ。ただ、重いだけあって安定性は大きく、80キロくらい出しても運転性にはまったく支障はない。うちのデミオは低速と高速ではエンジンの回転音が著しく変わり、運転している感じもかなり変わるのだが、そういうのもまったくない(もっとも最近のデミオは違いがないようだが)。
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