◇みょうがの初収穫
2015-08-05


禺画像]
初収穫のみょうが

小さな庭をもったときに、最初に植えたいと思ったのはみょうがだった。
私の父の兄弟はなぜかみょうがが大嫌いらしいが、私の母方の祖父はみょうがが大好きだったらしい。
父が食べないので、北海道にいる頃私はみょうがを食べたことがなかった。
祖父が亡くなったとき、好きだったからと仏前にみょうがが供されて、初めてみょうがというものを見たのだが、仏前に供されたものを食べてみたいと言う勇気はなかった。
なので、私のみょうがデビューは26歳で結婚してから、八百屋のおばさんに勧められてのことである。
食べてみると適度な刺激がおいしかった。
父は大嫌いらしいが、私はみょうがが大好きになった。

家を購入するのに、ある中古の家を見に行ったとき、家の裏にぶどうの木があり、庭にみょうががびっしり植えられていた家があった。 植物が綺麗に配置されていて、軒先にはつばめの巣もあった。
持ち主はすでに越した後だったが、この家が持ち主に愛されていたのだろうと思えた。
立地がもう少しよければ購入していたかもしれない。

そんな印象が深かったせいか、家を手に入れたときにみょうがを植えたいと切望していた。
近所のJAの直売所で、みょうが農家の人が春に苗を出す情報をゲットし、出荷の時期に日参して苗を購入したのだった。
今年の春は遅霜の影響で苗がなかなか育たず出荷が遅れていたところ、特別に5つ早くできたものを購入した。

本当は家の裏の半日向のところに畝を作って植える予定だったが、畝を作るのが少し大変だったので、プランターで育てることに。
最初の頃は寒さとの戦いだったが、気温が安定してからはしげるほどに成長した。
一年目は花芽が出ないといわれていたのだが、なんとなくみょうがのつぼみのような頭が顔を出していたので、ほっくり返してみると、見事な花芽が収穫できた。

禺画像]

まだ一個だけだが、他にも少しだけ顔を出しているのがいくつかあるので、少量の収穫が見込めそうだ。
収穫したみょうがは、ビールのおともに供されたが、ちょっと辛味が強かった。
[日常]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット