2011年3月28日月曜日 計画停電十四日目。
週末の26日土曜日と27日日曜日は、一日停電なし。
そして、今日も第1グループは停電なしだった。
25日に発表された新しいグループ分けの、今日は初日だったのだが、気温がだんだんと春らしくなってきて、暖房利用が減っているためか、今日は第2グループだけの予定だった。
テレビで埼玉の魚市場の様子が放映され、今日の停電が一時間ほどで終了したとニュースで言っていて、それだったら停電自体しなくてもよかったのではと思った。
この日の第2グループは午前9時20分からの開始予定だったが、テレビでは9時20分すぎにはすでに停電がはじまっていて、私たちの住んでいるあたりでは、予定時間は20分からでも、実際に始まる時間は次の正時前後からのことが多く、開始時間がグループによってまちまちなのだということを知った。
この計画停電、5グループの区分けだった時期に一番停電が多かったのが、第1グループだったらしい。しかも、私の住む地域では、第1グループの中でも宇都宮市などと同じく、最多エリアだったらしい。ネットでは「負け組み地域」と書いてあったが、何が勝ちで何が負けなんだか…。
ただ、先々週に続いて先週末も停電はなかったし、あると言っていてもなかったり、あっても短時間だったりと、停電の感覚が次第に小さくなっていっているのは確かだ。
停電になる回数なんかどうでもよく、負担なのは、実施されるかどうかが当日にならないとわからなかったり、実施されても時間が短かったり長かったり(私のところでは、「予定より長かった」ということは一度もなかったが)というのが、ちょっと困るのだ。
病院に行きたくても、停電だと休診になったり、受付時間が変わったりする。
地震や原発の話で忘れられがちだが、関東地方は今は花粉のシーズンのピークだ。
23日に関東地方で「黄色い雨が降った」と大騒ぎになり、放射線物質が降って来たのかと問い合わせが殺到したらしいが、黄色い物体は花粉だったという笑えない話もあるくらいだ。
『「黄色い雨」騒動、花粉だった 関東周辺から気象庁に問い合わせ殺到』
産経ニュース 2011.3.24 12:46
[URL]
東電は、「みなさんの節電のおかげと、暖房器具が使われなくなった傾向で…」と停電自体がストップしている現状を説明しているが、停電に対する不公平感のために不満が紛糾していることや、原発事故作業がなかなか進展しないことなどから、なんとなく遠慮がちになっているのではないかと勘ぐってしまう。
週末に、都内に設置されているライブカメラを見てみた。
うちの近所は、住宅地だろうが商業地域だろうが、夜は田舎の田んぼ道のように真っ暗で、住宅の明かりもぽつぽつとしか灯っていない。道路も静かで、大通りの街頭も半分以上は消えている。
しかし、多摩川から田園調布方面を見たカメラでは、夜半過ぎというのに住宅の明かりが煌々としていて、地震前の懐かしい風景が広がっていた。
うちは東京からは離れているので解らなかったが、これでは停電している人たちが憤るのも無理はないと感じた。
逆に、高速道路から見た渋谷駅前などの風景は、こちらもどこの田舎町かと思うくらい暗かった。かえって都心の商業地域の方が、節電に対する意識がはっきり確認できるのだなと思った。
今日の夜のニュースで、東電が新たに土壌からプルトニウムを検出したと発表した。
プルトニウムは、今までネットでその存在が発表されないことで、デマや風評含めていろんな発言があり、それでも東電と政府は触れてこなかった。
場合によっては本当に検出されていないのか、それとも隠蔽しているのか。一部報道では、「検査すらしていない」というものも。
今日の夜になって、東電はその存在を報告をしたようだ。
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