◇8泊9日入院日記
2010-03-08


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●2月26日金曜日 一日目
入院初日。
鼻から胃に管を入れられて胃の内容物を出す処置がされ、絶食。
点滴の管が左手のひじ関節のところに入っているので、左手をまっすぐにしていないと、輸液が止まってしまう。
自力のトイレを心配され、膀胱にも管を入れられそうになったが、それは拒否する。
その代わり、蓄尿をさせられる。

ここの棟のトイレは、女子トイレと男子トイレの真ん中に汚物処理室があり、そこに蓄尿用の袋が用意されているのだが、いちいち廊下に出ないと汚物処理室に行けないのが不便。

部屋は4人部屋。私以外は長く入院している年配の人。
向かいのベッドのおばあさんは、自分ひとりでは動けない様子なのに、なぜか消灯までずっとラジオがオープンでつけっぱなし。とてもうるさい。


●2月27日土曜日 一泊二日目
痛み止めのせいか、人と話していても眠くてしょうがない。
一日2リットルの生理食塩水と抗生物質、痛み止めなどが点滴される。
鼻と喉が痛くて、話すことも辛い。

朝早く、向かいのベッドのおばあさんの家族が来て、ラジオをつけっぱなしにしてから帰った。AMでチューニングがあってないので、大変気持ち悪い。
旦那が昼過ぎに来たので、ラジオのことを看護師さんに言ってもらう。
その直後、部屋を変えられた。

次の部屋も4人部屋だが、同室の人たちは前の部屋の人よりも元気で、自分でトイレなどに行ける人たち。
しかし、退屈だといって一日中おしゃべりが続く。内容は、毎日の食事の感想(概ね文句)が主な話題。
私は絶食が1日まで続いたので、この話が聞こえるのが辛かった。

部屋は棟の一番端っこで、トイレが遠い。
この日は2500ccも尿が出て、蓄尿用の袋があふれそうになった。


●2月28日日曜日 二泊三日目
比較的元気。
入院計画書が提出されて見ると、毎日清拭が行われていて、今までも行われていたように書いてあったので、「一度も清拭してもらっていません」と言うと、やっと清拭タオルを持ってきてくれた。
しかし、この日の担当のS看護師はベテランだが仕事がちょっと雑なのか、それとも大まかなところははしょるのが彼女の仕事なのか、拭くのは自分で全てさせられたので、点滴を曲げられない左手を動かすことができず、大変辛かった。

この日の深夜に点滴が漏れて、結局右手に刺しなおすことになってしまった。
点滴の管を入れるためにこのときは1回失敗した。
救急で搬送されてから、点滴用ルートの注射は合計で10回されたことになる(実際に利用できたのは2つのみ。あとは全て失敗)。

新しい点滴の管は短くて、蓄尿するときに苦労する。


●3月1日月曜日 三泊四日目
この日の日中の担当は、背が高く若い男性の看護師だった。
清拭タオルを頼み一人で点滴の管と格闘していると、「気がつかなくてごめんなさい」と言って背中を拭いてくれた。
シャンプーはいつからできるか聞くと、「今日でも大丈夫」との返事だったので午後に頼む。
点滴の管も、長く足してくれた。

この看護師は非常に仕事が丁寧で、毅然とするところはきちんとして好感がもてる。
しかし、やはりシャンプーの洗い方は男の洗い方で、胸まである長い髪をもてあまし気味。
しかも、5日ぶりのシャンプーはまったく泡立たず、3回シャンプーして強制的に終了されてしまった。

シャンプーの後に鼻の管を顔に固定していたテープを換えてくれたのだが、夜に鼻の管が抜かれることになる。
久しぶりの開放感。

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