◇8泊9日プロローグ
2010-03-08


禺画像]
しばらく大丈夫かなと思っていたのだが、久しぶりに持病の腸閉塞の発作で緊急入院した。
前回入院したのは2008年の2月で、私は少し油断をしていたのかもしれない。

2月25日に、かねてよりの計画していた手作り豆腐を作った。
しかし、最後のにがりを入れるところで、レシピどおりににがりを入れても大豆汁が固まってくれない。
旦那が帰宅して、「高校の理科の実験でやったときは、簡単に固まった」と言う。
にがりの濃度が薄いのだろうと、レシピに書いてあるにがりの量の3倍のにがりを入れると、豆腐は少しづつ固まりだしたので、その日はそのまま放置して寝てしまった。
次の日の朝、少し緩めだがくみあげ豆腐(布で濾して重しをしていない豆腐)なのでこんなものかと思い、電子レンジでちょっと暖めて朝食として食べたのだった。

そして腹痛はやってきた。
朝食の一時間後に、激しい腹痛と吐き気があったので、にがりのせいだと思った。
一緒に豆腐を食べた旦那は大丈夫だろうかと心配したのだが、メールをするなどの余裕はない。
2時間ほどのた打ち回り、数回の下痢と数回の嘔吐を繰り返して、腹痛があるときに必ずある激しい眠気のため、ベッドに倒れた。

目が覚めたのは、12時過ぎ。
腹痛は治まる気配がなかったので、一人で病院に行こうと思ったが、すでに一人で行く余裕もなかったので119番した。

数分で救急車がやってきて、いつも救急では断られる地元の病院に搬送するとのこと。
搬送先の病院でCTとレントゲン、採血検査(採血するのに、7回は失敗した。断りもなく手の甲で採血して、しかもそれを失敗したことは忘れない)の結果、サブイレウス(腸閉塞のなりかけ)だと診断され、入院が必要だと告知される。
しかし、ここの病院には空いているベッドがないので(なら、なんで救急指定病院なんだろう。ここはいつもベッドが空いていないというのだ)、以前入院した病院に搬送しなおすとのこと。

そして私は2年ぶりに、隣町のなじみの病院に搬送されたのだった。
ここの病院は、戦時中に立てられた大きくて古い病院だ。
庭などはそれなりの情緒があって好きなのだが、いかんせん施設も古ければ病院の設備や仕様も古い。
救急搬送された病院から、検査結果のデータをCD−Rで渡されたのだが、そのファイルが利用できないというので驚いた。
結局、レントゲンと採血だけ再検査となった。

この病院は、この春から新しい建物に引越しをする。
カルテもこの春から電子化され、前の病院のデータが利用できるのは、この春からとなるようだ。
入院中も、引越し前で現場はかなり混乱しているせいか、なかなか危険で面白い体験をしたので、日記にして記録しておこうと思う。

とりあえず、今回の腹痛の原因は手作り豆腐ではなかったのが、せめてもの幸いか?

つづく
[日常]

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