◇筑波山で龍に再び会う
2009-11-24



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三年ぶりに、筑波山に紅葉狩りに行った。同行したのは、前回と同じ友人Hさん。
「前に来たのはいつだったっけ、二月だったっけ」と時期を失念していたが、ブログの書き込みを調べたらちょうど三年前だった。

三年前に来た時は、紅葉はまだちょっと早いかなという感じだったのだが、今回は二週間ほど遅いせいか、筑波山の紅葉は見ごろだった。
神社前の参道や、ケーブルカーの駅に向かうハイキングコースの入り口など、緑から黄色、オレンジ、赤にうつろうグラーデーションが見事。
これでお天気が良いともっと美しいだろうけれど、今日は生憎の曇天模様。

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左上:参道 右上:すいかの像前
左下:ハイキングコース入り口 右下:アップ


ケーブルカーの駅に到着すると前の便が行ったばかりなので、ソフトクリームを食べながら待つことに。
筑波山神社のロープウエー駅のソフトクリームは、栗と柿とバニラの三種。柿と栗を迷うが、栗にする。
モンブランのようで美味。

ロープウエーで山頂に行く。
三年前はちらっとした見えなかったもみじが、ロープウエーに沿った形で美しい紅葉を楽しませてくれる。
神社の前で「山頂よりも下の方が綺麗だわね」というハイカーの声を聞いたが、ロープウエーに乗っている間は十分にもみじを楽しむことができる。
人もそれほど混んでいないので、快適だ。

頂上に到着し、お約束の回転展望台に上って、山からの全景を眺める。
微妙に床が回転していて気持ちが悪いのだが、ここからが一番山肌などを眺めることができる。
筑波山の筑波側と反対側の山肌は、山頂付近はすでに冬の様相を呈しており、裏側は陽が当たらないせいか紅葉の気配さえない。つくば・土浦側の陽の当たる側は裾野が紅葉でとても綺麗だ。
多少霞はかかっているが、霞ヶ浦や牛久沼まではっきりと見ることができた。

三年前にここに来た時、山肌を龍の形をした雲が滑り降りていった(◇筑波山で龍に会う 2006年11月9日参照[LINK])。
今年も龍に会えるだろうかと期待して行ったら、それらしき雲が筑波山上空を泳ぎながら消えていく。

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こじつけといわれればそうだろうけれど、私はなんとなく今回も龍が姿を現してくれたのではないかと、嬉しくなったのだった。(下の縮小した赤枠内の写真の赤い線が、龍に見える箇所。遠くに見えるのは霞ヶ浦)
龍は、三年前とは反対に上空を飛んで、山の上で周囲の雲にまぎれていった。

一度ならず二度までも、同じ場所で竜神様に遭遇したと思える体験をしたことは、本当にありがたい。
次にここにくるまで、私達を守ってくださいますように。

龍雲が去った後には、雨雲が後ろに控えていたので、最終の一本前のケーブルカーで下山した。
暖かい日と寒い日が混合しているせいか、道端にはすでにつつじが咲いていたり、梅が咲いていたりしたかと思えば、さざんかが満開だったりと季節がぐるぐるになっているような光景を目にする。

山を降りて、筑波大学近くの昔よく通った韓国料理屋「高麗」で腹ごなしをして、つくばを後にした。

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