2008-06-10
できるだけ手間とコストがかからず、しかも価格も安い商品があるのであれば、ヒットするのは当たり前なのだ。それは女性が社会進出して久しい今となっては、需要が落ちることなどないといえるのかもしれない。
しかし、本体は確かにかつおなどの抽出エキスなのかもしれないが、味を均一に調えるためにそこに化学調味料が入っていないはずがないと思ったりする。そもそも、そのエキスを抽出する際に化学的技法が使用されていないわけもないように思う。
そう思って調べてみたら、
グルタミン酸ナトリウムを生成する際には、発酵法であってもグルタミン酸を水酸化ナトリウムで中和する工程が含まれる。これを「化学的」とする見方もある。水酸化ナトリウムは中和目的での食品への使用が認められている。
日本における加工食品の原材料名としては、調味料として「調味料(アミノ酸等)」などと表示される。それ以外の目的(栄養目的等)では「グルタミン酸ナトリウム」あるいは単に「グルタミン酸Na」と表記される場合が多い。
Wikipedia「うま味調味料」参照
とあり、ここでは昆布だし等に使用されるグルタミン酸Naについて記述されているが、かつおだしなどのイノシン酸であってもこれは同じことがいえる。
もちろん、「化学的に抽出されたもの=危険 or/and まずい」という図式は必ずしも成り立たないとは思うし、少なくともフリーズドライ製法で作っていた当初は本当にきちんと抽出したエキスをフリーズドライしていたかもしれないし、今もそういう商品はあるのかもしれない。
でも、個人的には「化学調味料(味の素やいのいちばんみたいなものだけのダシ」よりはましだけど、うまくはないかもというのが感想でしかないのだ。
つづく
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