◇トルコ旅行記 〓イスタンブールで出会った友だち〓
2007-06-27


この猫は、トルコのワンという地域にだけ生息する「ワン猫」という猫で、白く長い毛並みと右の目がブルー左の目がゴールドというオッドアイが特徴の猫である。非常に珍しい猫で、現在はワンからの持ち出しが禁止されている。オスマンさんは持ち出しが禁止される前にイスタンブールに連れてきたとのこと。実家のあるワンに帰ると、もっとたくさん飼っていると言っていた。
絨毯屋の前にしかれている見本の絨毯の上にぷりちゃんを放すと、ちびちゃんもやってきてじゃれ合う。見ると、ちびちゃんはお腹が大きいらしい。「ぷりちゃんの子供がもうすぐ生まれる」と言っていた。
ぷりちゃんとちびちゃんはこの通りの人気者らしく、絨毯屋の隣のレストランの店員はちびちゃんが店に来ると遊んであげたりしている。それを見てオスマンさんはちびちゃんをその都度呼び寄せて注意しているので、人気者ではあるけれどものすごく気を使っているのだなと思った。オスマンさんは、日本語で話をするときはちびちゃんを「ちびちゃん」と呼ぶが、トルコ語でのときは「チビゲ」と呼んでいる。「ゲ」がトルコ語で「ちゃん」なのか、それとも別な意味があるのかは聞きそびれてしまった。



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オスマンさんが兄弟で経営する絨毯屋「ARTEMiS」。
店頭のじゅうたんで休んでいるのは、ちびちゃん。
絨毯屋の向かいのお土産物屋「ARTEMiS」。オスマンさんの弟さんムスタファさんが、私達のためにチャイを運んでくれるところ。
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オスマンさんとワン猫ぷりちゃん。
オスマンさんの顔が半分なのはご容赦ください。

ちびちゃん。首のかざりがかわいい。現在妊娠中。
店頭のじゅうたんの上で和むぷりちゃんとちびちゃん。



この後私たちはオスマンさんのお店で買い物をし、「僕たちは友達だから」と言ってかなり値引きをしてくれた。後で別な店で同じ物を売っているのを見かけたが、オスマンさんは偽物の場合ははっきりと偽物だと言ってくれたので、こちらとしても安心して買い物をすることができたことになる。

イスタンブールではたくさんの客引きに出会ったが、二日目の朝に出会った一人の客引きが私たちがはっきり返事をするのをためらっているのを見て、日本語で「困ったなぁ〓」と笑いながら言ったのがとても印象に残っている。この客引きがなぜこんなことを言ったのかというと、たぶんこの客引きが出会った日本人の多くが吐いた「困ったなぁ〓」という言葉を何度となく聞いたからなのだとこの時思ったのだ。


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