2011年3月19日土曜日 計画停電五日目。
週末でどれだけ電気が使われるかということを試すためなのか、今日は停電がなかった。
一般にも節電の意識が浸透したのと、鉄道などが本数を減らしたりして協力した賜物らしい。
それに、今日は風は強かったけど暖かかったので、暖房器具などの使用も減ったことが原因らしい。
YOMIURI Online (2011年3月18日12時52分 読売新聞)
東電計画停電5日目、第1・第2の2回目見送り
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午後からバスと電車に乗って、市の中心地にある歯医者に行った。
町中はいつもと変わらず人がたくさん行き来し、ファストフード店もデパートも普通に営業している。
違うのは、コンビニの店内の電気が消えていて暗いのと、家電量販店の店内とその周辺が静かだということ。
それと、いつもなら駅前広場で演説しているのは政治家なのだが、今日いたのは震災募金の人たちだった。
意外だったのは、街頭でポケットティッシュを配っていたことだ。
前日に米を買ったスーパーTでは、ポケットティッシュもお一人様一個限りだった。価格もいつもよりもずっと高い設定だった。
でも、街頭で配るティッシュがあるなら、それをまとめて被災地に送ればいいのにと思ったりする。
地震前だと、自分からティッシュをもらいに行く人もいるのだが、今日は受け取る人も少なかった。
歯医者の予約時間まで、旦那と大手家電量販店で時間つぶしをしていたのだが、混雑していたのは携帯電話売り場と、自転車売り場。
そして何故か、ケーブルテレビの加入カウンターに人だかりができていた。連日放送されるニュースに嫌気がさして、娯楽番組を見るためだろうか。
すかすかだったのは、カメラや家電の売り場。
それでも全体的に見ると、いつも週末よりは圧倒的に人が少ない。
電池やラジオはここでも完売で、携帯電話の電池式充電器などが品薄状態らしい。
歯医者も、停電期間に予約が入っていた人への措置のための診療のためか、それほど混雑していないかったが、スタッフが足りないようでばたばたしていた。
歯医者の器具は、ほとんどが電気で動いている。
昔みたいに、手でちまちまと虫歯をほじられることを考えると、嫌な音でもキューンと一気にやっつけてもらった方がいい。
幸い私は虫歯治療ではなく、歯のメンテナンスに来ているので、キューンを聞かなくてもいいのだが。
停電が続くと、歯医者も大打撃だ。
いつも車で移動するので、今日はいつもはほとんど行かない近所の駅に行って、新しくできたショッピングモールを見てくることにした。
しかし、まだテナントもうまっていなくて、ちょっと期待はずれな感じ。
一階にあるスーパーは価格も安い設定で、どこにもなかった納豆があったので、一つ購入した。
その他、豆腐一丁と魚肉ハムを二個買って378円。会計を聞いてびっくりした。
前日には、インフレか?と思えるような体験をしたので、会計ミスではないかと思ったのだ。
(魚肉ハムは、スパムおむすびのスパムの代わりに利用する。旦那は弁当持参なので、食材が豊富でない今は大変なのだ)
店内にある100円ショップでは、100円じゃないけどティッシュの5箱セットや、湯たんぽ、不織布マスクなどが、適正価格で個数制限なしで売られており、あるところではちゃんと販売をされているのだと、ちょっと安堵した。
駅前のバス停に行くと、大きな月が昇ってきて、赤い月暈をまとっている。
今日はスーパームーンの満月の日だ。
久しぶりにバスや電車で動いて少し疲れたが、車を持っていなかった頃は、これが普通だったのだと思い出す。
停電になるとバスや電車が止まってしまうので移動に困るが、普通に稼動していることをありがたく思う。
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