2010-11-27
禺画像] 諏訪大社本宮近くにある、墨縄神社の御柱設置風景
最初の予定では、この後山梨を抜けて富士宮に行こうと考えていたのだが、宿で「諏訪大社は今年は御柱の年でご利益がある」と聞き、予定を変更して諏訪大社に行く。
せっかく長野に来たのだから、長野を満喫する方がいいと思ったからだ。
蓼科高原を後にして、茅野の市街を抜けて諏訪大社本宮へ行く。
諏訪大社は、諏訪湖を中心として南に上社、北に下社があり、上社は前宮と本宮、下社は春宮と秋宮がある。
最初は諏訪湖も眺めたいとの理由で諏訪湖のすぐそばにある下社に行こうと思ったが、帰りのことを考えて諏訪ICに近い本宮に行く。
諏訪大社本宮に着くと、時期がちょうど七五三の頃なので、あちこちに着飾った子供とその家族が歩いている。
昔の七五三の子供は、お化粧させられてもどこか違和感があったものだが、最近の子供は化粧をしてもさまになってしまう。これも時代の流れなのかと感じる。
駐車場の上の方からパンパンという大きな音が聞こえ、時折ウォーという叫び声とラッパを演奏するのが聞こえてくる。
周囲にいる人は気になるようで、みんな上の方を見上げているが、誰かが「応援団の練習かな」と言うので、なんとなくそれに納得して先に進む。
駐車場が二の柱の前の表参道の近くにあったので、そちらからの参拝。
ここの鳥居の下にある太鼓橋を通り、御柱が宮内に入れられるらしい。
二の柱を眺め、長い布橋を渡る。
布橋からは、御柱祭のときに使用する「めどてこ」という大きな木の展示や、宝殿などを見ることができ、参拝所で七五三のご祈祷をするところも覗くことができる。
禺画像] 拝殿前
布橋を渡りきると、北参道側の鳥居に出て、一の柱や社務所、拝殿へ入る入り口などがあり、実際はこちらが表になっているようだ。
山へ続く表参道とは違い、北参道には土産物店や屋台が軒を連ね、神社の参道らし雰囲気である。
鳥居の前にはっぴを着た案内係の人がいて、観光客が集まると慣れた調子で説明を始める。
人はたくさんいるのだが、敷地内には山の空気と格式の高い神社の気が充満している。
古い神社や格式の高い神社は、本当のその敷地に入っただけで空気ががらっと変わり、そこにいるととても引き締まった気持ちになる。
観光客や七五三の人も多いが、地元の人も足を運んで小さな社にも丁寧に参拝しているのを見かける。
お土産にお守りを買い、おみくじをひくと大吉で、しかも何も障害がないなどとても良い事ばかり書いてあるのにすっかり気をよくする。土産物屋をひやかして、帰路につこうとしたところ、表参道の方からニッカポッカにいなせなはっぴ姿の人たちが続々と神社に入ってくる。
布橋横の奉納土俵のあたりで、ニッカポッカ姿の男性に「お祭りでもあるのですか」と聞くと、駐車場の上に大工やとび職の人の神様を祀る墨縄神社というのがあり、今日はその神社の御柱を立てる儀式があるのだと教えてくれた。「今ちょうどやっている」というので行ってみることに。
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