2008-01-21
昔から寒がりだったうちの猫だが、歳をとってからそれが顕著になってきた。昔はあまりなかない猫だったのに、最近は「ごはんが気に入らない」とか、「ねどこに連れて行け」とか、「トイレが汚い」とか、「早く寝ろ」とかとにかくうるさいのだ。実際に人間の言葉を話しているわけではないのだが、その時々でなき方が違うので、なんとなくわかってくるようになる。
その中でも冬は「暖房をつけろ」ととにかくうるさい。最近は、人がぐっすり寝ている最中でも、夜中にベッドの上にのってきて耳元で叫ぶようになってきたのだ。尋常じゃない叫び声なので、何事かと飛び起きてしまう。
昔は寒いときには私達の布団の中にもぐりこんできたのだが、足の間に入って重いため蹴飛ばされるようになり、近年は布団の中に入ってこようとしない。とにかく居間にあるパネルヒーターの前を動こうとしないのだ。
去年は比較的暖かかったので、パネルヒーターの前に座っているだけで身体の熱が反射して温かかったらしいのだが、今年の寒さは人間でもきついので、老猫には非常にきびしいらしい。
居間に人がいるときは触ってもやけどをしないパネルヒーターがついているので安心なのだが、人が仕事部屋に移動すると居間は無人になるのでパネルヒーターはスイッチを消されてしまう。仕事部屋では机の下に昔ながらの電気ストーブがおいてあるのだが、猫もそちらに移動してくる。しかし、あまりにも近づきすぎて、毛がこげてしまっているのだが、それがわからないらしいのだ。やけどされても困るので少し遠くに移動させるのだが、いつのまにかまた電気ストーブにべったりくっついて焦げ臭くしてしまう。
ストーブがついていない夜中もあまりにもさわぐので獣医さんに相談したところ、レントゲン用溶液が入っていた厚めのペットボトルくれて、それに70度くらいのお湯を入れてタオルなどにくるんでおけば、一日くらいはもつという。獣医さんとこの猫もこれで暖をとっているとのこと。
ヒーターをつけっぱなしにしようかとも思ったが、電気代がかさむのと、やはり寝ているときに何かあっても困る。
ペットボトルの湯たんぽは最初はよかったのだが、ちょっと大きすぎるのと、そのまま忘れてしまって水になってしまい、かえって寒いものと思われてしうのだ。
本当に窮余の策として、ペット用のシート型の温熱器具を購入した。これまでそこまで甘やかしてはと思っていたが、安眠を妨害されるのにはいささかまいってしまったのだ。
シートはつるつるの面で、ピンクの面が比較的高温。裏の緑の面が低温で、タオルをまいて使ってみた。
最初は居間のパネルヒーターの前において人がいるときから通電し、人がいなくなった後もその上にいても暖かいようにしたのだ。
最初はいやがっていたが、暖かいことがわかったのか購入した日はその上でとぐろをまいて寝ていた。
3500円とちょっとした出費になってしまったが、これで安心して眠れる夜が訪れることを願うばかりである。
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