げきだんしらかば
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◇トルコ旅行記 〓6月2日 作戦失敗〓
2007-06-17
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6月2日のお昼ご飯。
左の皿がほうれん草炒め、中央上の皿が巨大なナスとチキンのチーズ焼き、中央下の皿がドマテス・ドルマス、右中央の皿がトマト味のピラウ、どんぶりにはジャジュク、右の籠はフリーのパン。
■ロカンタでお昼を食べる。
トラムヴァイの通りまで戻ると、西に向かって右手にはレストランが軒を連ねている。気軽なケバブ屋もあれば、ロカンタも多い。私たちのトルコ旅行の一番の楽しみは食事で、高級なレストランよりもロカンタに入るのが楽しみだった。ロカンタとは惣菜食堂のようなもので、すでに調理済みの食べ物が店頭のショーケースに並べられておりそれを自分で選んで注文するシステムの食堂のことだ。もちろんメニューもあるのでそこから注文しても良いが、目の前にごちそうが並んでいるとお店の人に好みなどを伝え、料理の説明などを受けながら注文するのが楽しい。だが、これは目がほしくなってついたくさん注文してしまう心理作戦のような気もする。日本にも似たようなシステムの食堂があるが、最近はなかなか姿を見かけなくなった。
たくさんある店の中からひときわショーケースの大きな店をちらっとのぞくと、中からかっぷくの良いおじさんが現れ、すでにお約束の質問となった「どこから来たのか?」と聞く。「日本からだ」と答えると、「スタッフには日本語の話せる人がいるから、安心して中に入って食事ができる」と日本語ができるというスタッフを指差し店に誘導する。
ご馳走を目の前にしてもう迷っている場合ではなかったので、そこに入ることに決める。そこはアヤソフィアからすぐのトラム沿いにあるジャン・レストランというロカンタだった。
日本語ができるというスタッフは「メルハバ」とトルコ語の挨拶をした後、片言の日本語で料理の説明を簡単にしてくれ、お勧めを聞きながら「シェアして食べるから」と一皿づつ注文する。
きゅうりをヨーグルトとにんにくで和えたトルコ風ヨーグルトスープ風サラダ「ジャジュク」、トルコのご飯「ピラウ」はトマト味のものを、トマトに米やひき肉を詰めて焼いた「ドマテス・ドルマス」、巨大なナスとチキンのチーズ焼き、ほうれん草炒めなどを注文するが、私たちはここで大きな間違いをおかした。
トルコのレストランは、席につくともれなくパンがサービスされる。おかずの量に関係なく、テーブルに着くと一番最初にパンが大量に運ばれてくるのだ。私たちはこのことを事前に学習して知っていたはずなのに、このときはあまりの空腹とイスタンブールで最初のまともな外食だったせいか、パンを自分たちの許容量に入れて計算していなかったのだ。米もよく使われているが、米はトルコでは野菜として扱われるため、ピラウを頼んでも主食はあくまでパンである。 帰国後、トルコの人たちのロカンタでの食事風景を録画していたビデオで確認したところ、みんなだいたいスープとおかずだけなど1品か2品程度注文しそれをおかずにパンを食べるというスタイルらしく、みんなけっこう簡素に食事をしている。
いくら空腹でもこれはちょっと欲張りすぎだろうと、旦那と二人でテーブルに並べられた料理を見て苦笑してしまった。一人前によそってくれる量もけっこうあるので、二人とは言ってもこの量は多すぎである。
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