◇トルコ旅行記 〓6月1日 初日〓
2007-06-13


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ブルーモスクの照明に反射する鳥。

■6月1日 イスタンブール到着日の夜


到着した日、部屋に入って荷物をあけたりしているうちに日はとっぷり暮れてしまった。時間はすでに22時を過ぎている。ついさっきまで薄暗かったので、感覚的には夕方7時頃な感じ。6時間の時差があるので、時間的感覚がつかめない。機内で起きてすぐに食事をしたので、それが朝食の感覚だったが、実はあれは早めの夕食だったのだと気づく。あまりお腹はすいていないが、ホテルのミニバーでビールを注文して景気づけをし、その後23時すぎにホテルの周辺を探索してみることにした。ミニバーで出てきたビールはトルコのビールを期待したが、デンマークのカールスバーグだった。

ホテルを出て目の前の道をまっすぐ行くと、ブルーモスクが見えてくる。夜は毎日ライトアップしているのだが、見上げるとブルーモスクの塔のライトに鳥が群がって反射して光っている。鳥は夜は飛ばないものと思っていただけに、ものすごく驚いた。後でホテルで仲良くなったスタッフに聞いたところ、イスタンブールの鳥は夜でも飛んでいるとのこと。しかし、ライトにこんなに群がっていたのを見たのは、この日だけだった。トルコでは土曜日がお休みで金曜日は特別な日らしく、夜の街は特別にぎわっている。鳥も金曜日だったのでモスクに群がっていたのだろうか。

ホテル前のゆるい坂道を少し歩き、交差点を右折するとレストラン街になっている。交差点の角では、屋台のケバブ屋さんがお店を出している。狭い石畳の道の両側に、それぞれのレストランが道ぎりぎりまでオープンエアのテーブルを出しており、その間を車が平気で行き交っている。交通量はそれほど多くないが、車が来たときはみんなゆっくり道の端によけながら歩いている。道をまたいで上の方に大きな黄色と紺のストライプの旗が等間隔にはためいている。お店では特にBGMなど流していない様子で、特別うるさいわけでもないのに、人の存在感だけで熱気があふれている。
道端にはあちこちに猫がいてお客のおこぼれにあずかろうとがんばっているが、お客のガードはなかなか固い様子。港町のせいか、やたらと猫が多い。


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レストラン街にいた猫。ちがう猫がお客の足下をうろうろしているのをじっと眺めていた。 黒ビールとチャイ。テーブルのランプとマットがかわいい。
夜は暖かくちょっと湿気がある感じ。この日は半袖でもあたたかかった。


レストラン街の中ほどにあるオープンエアのカフェに入り、私はチャイを旦那はEFESというトルコのビールを注文する。トルコはイスラムの国だけど、お酒の製造が盛んでビールもワインもとても美味しい。EFESは何故か黒ビールが運ばれてきたが、ギネスよりさっぱりしておいしかった。
お金を払おうとギャルソンを呼んだら、15歳くらいの少年が来てくれた。こんな夜遅くまで少年が働いていることに驚く。黒ビールは5YTL、チャイは2.5YTLだったので、10YTL札で払うと細かいおつりがない様子。少年はあちこちのお店をかけずり回ったがなかなか崩してもらえないようで、途中で「今細かくしてくるからちょっと待っていてほしい」とわざわざ言いに来てくれた。お釣りのうちからチップに1YTLあげたら喜んでくれた。

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